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五箇山相倉合掌集落と城端【2005年1月】
2005年 11月 23日
2005年1月の鉄のないお出かけの記録です
五箇山の相倉合掌集落を見に行くことにします。まずは高岡駅から城端線に乗って、終点城端まで行きます。 マターリと約1時間ディーゼルカーに揺られ、終点の城端駅に到着。ここからは加越能鉄道バスに乗り換えます。やって来たバスはノンステップの新車でした。 城端は礪波平野の南端にあたり、南にそびえる山脈を越えると五箇山の集落となります。坂道を登るバスから見る礪波平野の俯瞰は、昔学校で習った「散村」そのままの様相でした。 やがてバスは五箇山トンネルを抜け旧平村(現南砺市)に入っていきました。 バス停「相倉口」で下車。国道からはずれたところにある相倉合掌集落までは、このバス停から徒歩数分です。相倉合掌集落は、いくつか点在する五箇山の合掌集落のうち、一番富山寄りにあります。シャーベット状になっている道を滑らないようにおっかなびっくりで歩き(ウオーキングシューズで来ていてよかった)、集落が近づいてきました。さすがにこのあたりまで来ると、積雪は御覧のとおり。 今日はまだ観光客がほとんど来ていない朝の集落を散策しました。雪を頂いた合掌造りは、本当に趣があります。 このあたりにお住まいの方にはなんの変哲もない「つらら」。私にとっては久しぶりです。 集落の中にある「民俗館」(1号館と2号館があります)では、合掌造りの中に入ることが出来ました。急な階段を上って2階へ。 (写真は2階から1階をのぞいたアングルです) 2階はこんな感じで、屋根裏部屋の様子。蚕を飼うのが主目的の部屋の様です。 集落内をゆっくり散策しているうちに、何台か観光バスもやってきて少々混雑してきました。記念撮影をする方々に場所を明け渡すためと、城端へ戻るバスまでの時間調整を兼ねて喫茶店でコーヒータイムとします。 私以外にお客さんはおらず、暇そうにしていたお店のおばちゃんと箱根駅伝のテレビ中継を見ながら世間話。積雪のない時は、集落内をもっと歩き回ることができるらしいのですが、多くの小径は除雪されないため、雪が積もってしまうと隅から隅までは残念ながら行けないとのこと。でも、雪があるほうがそれらしくて私は満足しました。 バスで城端まで戻ります。 行きにバスから見た礪波平野の俯瞰が余りに美しかったので、帰りに車内から写真を撮ろうと思っていたのですが、雪解けの道を往復してきたバスの窓は汚れきってしまっていて、残念ながら目的は果たせませんでした。 まっすぐ駅まで行っても、接続が悪く約1時間待ちとなるので、ちょっと手前の、ちょうど旧城端町の中心にあたるところで下車し、町を歩きました。写真の様に「蔵造り」(で良いのかな?)の家が目立ちます。 裏道に入ると、ますます蔵でした。 風情のある銭湯。残念ながら廃業していました。 城端は「越中の小京都」と呼ばれ、城端別院善徳寺を中心とした「寺の街」でもあります。 城端駅に着き、しばらく待っていると、高岡行き気動車が入線してきました。ぶったまげるような塗装です、ニンニン。 車両が氷見線と共通に運用されているのでしょう。そういえば、寒ブリは食べ損ねました。 車内のトイレ横の壁もニンニンでした。
by teteg
| 2005-11-23 20:19
| 鉄のないお出かけ
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