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十一番藤井寺 >>> 十二番焼山寺 >>> 神山町鍋岩 【2006年6月】
2006年 06月 11日
2006年6月4日
十一番藤井寺から十二番焼山寺までの間は、「へんろころがし」と呼ばれる急坂が何度か繰り返され、「最大の難所」などと言われるところで、ついつい放置していたのですが、梅雨や夕立のシーズンになる前にクリアすることにしました。 十一番 藤井寺 この時以来、半年ぶりの藤井寺です。名物藤棚は今回も季節がずれて葉っぱだけ。 本堂脇から、登り始めます。 端山休憩所 いきなりの急勾配を30分ほど登ったところで端山休憩所に到着。視界が広がりますが、残念ながら霞んでいました。 長戸庵 端山休憩所からの道は、それほどのアップダウンもなく、快調快調。約30分で、長戸庵に到着。少し開けたスペースにあるこぢんまりとした庵です。 柳水庵 長戸庵から柳水庵までは、少しだけ登り急勾配があったものの、大部分は尾根線づたいの杉林の中を歩くコース。とても気分が良いです。 最後の最後に急な下り坂を下りきると、「こんな山の中になんで?」というほどの大きさの柳水庵に至ります。長戸庵からの所要時間は約1時間でした。 ここは「空海が柳の杖で突いたら水が湧き出た」との言い伝えがあり、今でも綺麗な水が湧き出しています。 近くにはまだ新しい無料休憩所も。 一本杉庵 柳水庵から再び登り坂。途中からは相当急な勾配となり、息を切らせながらのろのろと進むと、いきなりの石段。一本杉庵に到着。名前の由来となった巨大な「一本杉」は、徳島県指定の天然記念物で高さ約30mとのこと。 一本杉庵は標高約750m、目指す焼山寺の標高は700m前後、ところがこの間で一旦標高400m程度の左右内集落に降りなければなりません。。。。 やっとこんなけ登ったのに。。。。 左右内集落 転がるように降りてきました。膝がくがく。 十二番 焼山寺 はっきりゆうて、左右内からの最後の登りはめっちゃしんどかった。足がゆうこときけへんねん。たどりついた焼山寺は、車のお遍路さんや観光客でいっぱいでした。 衛門三郎杖杉庵 あとは鍋岩の集落に下っていくだけ。最後の最後に膝を痛めないように気をつけてそぉっと降ります。 途中「衛門三郎杖杉庵」があります。衛門三郎というのは、「四国遍路の最初の人」といわれ、吝嗇な豪族だった彼は、まあはじめは弘法大師にいろいろ非道いことをしたのですが、そのせいかどうか家族に不幸が訪れたりして、で改心し、大師に謝罪するため大師のあとを追って遍路の旅に出て、21回目にこの地で終焉したとの言い伝えです。その杖から芽が出て大杉になったので、「杖杉」庵というわけです。写真左奥の像は大師と衛門三郎。 鍋岩 鍋岩に到着。 今回でこれとこれが繋がり、無事阿波の国のルートは終了しました。抜けていたところが繋がったため、一番から三十六番まで打ち終えたことになりました。
by teteg
| 2006-06-11 14:12
| 八十八カ所を歩く
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